10年ぶりに車を運転して気づいた、息子の「登園しぶり」の気持ち

先日、私は10年ぶりに車を運転しました。
免許を取ったのは大学1年生のとき。
でも当時は一人暮らしで、車を使う環境ではありませんでした。
実家に帰ったときにたまに運転するくらい。
大学時代の4年間は、年に4回運転するかどうか、という頻度でした。
卒業後は実家に戻りましたが、仕事で車を使うこともなく、公共交通機関も充実していたため、必要に迫られることもありませんでした。
そして結婚し、東京へ。
車を持たない生活が続き、気づけば「全く運転しない10年」が過ぎていました。
車はある。でも、乗らない半年
第二子を迎えるにあたり、我が家も昨年車を購入しました。
しかもSUV。
実家で乗っていたコンパクトカーよりも大きい。
購入した時は妊娠中だったこともあり、「積極的に乗ろう」とは思えず、気づけば半年間ほぼ運転せずに過ごしていました。
運転する前に、なぜか掃除がしたくなる
先日、夫がふと
「車、運転してみたら?」
と言いました。
確かに、免許は持っている。
子どももいる。
車もある。
もし夫が不在のときに、どうしても車が必要な状況になったら?
そう思い、「よし、運転してみよう」と決めました。
行き先は近くの回転寿司。
運転時間は10分もかからない距離。
でも、出かける直前になって、不安が湧いてきました。
そして私は、なぜか
- 洗濯機下の排水溝を掃除し始め
- 夜ご飯用の野菜を切り
- 寝室に掃除機をかけ
「今じゃなくていいこと」を次々と始めたのです。
テスト前に急に部屋の掃除をしたくなる、あの心理。
やると決めているのに、ほんの少しでも後回しにしたい。
その気持ちです。
一番怖いのは「路地」だった
いざ出発。
家の前は少し細い路地になっています。
そこを出る瞬間が、一番緊張しました。
でも、道路に出てしまえば、意外と普通に運転できました。
目的地が見えたときの、あの「ほっとする感じ」。
「あれ、こんなものだった?」
という感覚。
息子の朝と、私の路地
今、息子は登園しぶりの真っ最中です。
朝、出かける時間になると、
- 急に片付けを始めたり
- 今やらなくていい遊びを始めたり
- 靴下を全部出して「これじゃない」と選び直したり
出発を、少しでも遅らせようとします。
その姿を見て、正直イライラする日もありました。
でも、10年ぶりの運転をして気づきました。
あれはきっと、私が感じていた「路地に出る前の気持ち」と同じなんじゃないか、と。
一番怖いのは、動き出す前。
一番嫌なのは、最初の一歩。
でも、道に出てしまえば意外と大丈夫。
目的地が見えればほっとする。
息子にとっての「路地」は、きっと家を出る瞬間。
保育園に着いてしまえば、案外なんてことなく過ごしている。
私の10年ぶりの運転と、息子の登園しぶり。
全然関係ないようで、どこか似ている気がしました。
あの日、私は運転ができたというよりも、
「息子の朝の気持ちが、少しだけ分かった」
そんな一日でした。
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